第一巻
第一首
詠み人:雄略天皇恋歌

篭もよ み篭持ち 堀串もよ み堀串持ち この岡に 菜摘ます子 家聞かな 告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 我れこそ居れ しきなべて 我れこそ座せ 我れこそば 告らめ 家をも 名をも
恋歌
現代語訳
篭(かご)や堀串(ほりくし)を持って菜を摘んでいる娘よ どこの家の子なのか、教えてくれないか 大和の国じゅう、どこにでも私は行くどこにでも座るし、どこにでも住むだから、私に教えてくれ 君の家も、君の名前も
シチュエーション
当時の「菜摘み」は、単なる農作業ではなく、若い女性が外に出る“出会いの場”でもあった。だからこの歌は、山で偶然見かけた娘に、一目惚れして声をかける恋歌。
原文
籠毛與美籠母乳布久思毛與美夫君志持此岳尒菜採須兒家吉閑名告沙根虚見津山跡乃國者押奈戸手吾許曽居師吉名倍手吾己曽座我許曽者告目家呼毛名雄母
歌に登場するもの堀串

堀串(ほりぐし/ふくし)」は、主に木や竹で作られた、土を掘るためのヘラ(鋤・鍬の一種。 土を掘り起こすための木製・竹製の道具。用途: 主に菜(若葉)を摘んだり、 根菜類を掘り出したりする際に使用された農具・ 生活用具。
雄略天皇ゆかりの地
明日香村周辺の宿を探す(楽天トラベル)関連画像Wikimedia Commons
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