第一巻
第十八首
詠み人:額田王旅歌

三輪山を しかも隠すか 雲だにも 心あらなも 隠さふべしや
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旅歌
現代語訳
三輪山を、どうしてそんなにも隠してしまうのか。せめて雲にでも心があるのなら、そんなふうに隠してしまうことがあるだろうか。
シチュエーション
神聖な三輪山を雲が隠してしまうことへの嘆きと問いかけを詠んだ一首。自然に対しても心があるかのように語りかけることで、山への敬愛と別れの寂しさが際立つ。第十七首と対になるような構成で、額田王の繊細な感情表現が光る。
原文
三輪山竟被如此遮蔽,若雲亦有情,豈會如此隱藏乎?
歌に登場するもの三輪山

「三輪」と呼ばれる前は、「三諸山(みもろやま)」と呼ばれていました。「み」は尊称、「もろ」は「室(むろ/神様が鎮まる場所)」を意味し、「神が籠もる山」という意味でした。苧環説話で、三輪という名前がついたといわれています。https://kojiki.kokugakuin.ac.jp/chimei/miwa/
額田王ゆかりの地
明日香村周辺の宿を探す(楽天トラベル)関連画像Wikimedia Commons
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