第一巻
第九首
詠み人:額田王恋歌

莫囂円の 隣の 大相七兄爪謁気 我が背子が 立たせりけむ 厳橿が本
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恋歌
現代語訳
あれこれ騒がしい世の中だけれど、私の愛しいあの人が立っていたという、あの厳橿の木のもとが、ふと心に浮かんでくる。
シチュエーション
「背子」は恋しい男性。「厳橿」は堅く立派な橿の木。序詞(莫囂円隣之大相七兄爪謁気)は恋の歌に付く定型句で、恋人を思い出す情景を導く。
原文
莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣 吾瀬子之 射立為兼 五可新何本
歌に登場するもの樫の木

古代、常緑樹であるカシ類(アラカシ、アカガシ等)は、神様が宿る場所として認識され、神社の境内や神域に植えられていました。その硬さから、弓や武器の材料として利用され、戦における「勝利」や「強さ」を具現化する存在でもありました。
額田王ゆかりの地
明日香村周辺の宿を探す(楽天トラベル)関連画像Wikimedia Commons
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