第一巻
第四十首
詠み人:柿本人麻呂雑歌(叙景歌)

嗚呼見の浦に 舟乗りすらむ 乙女らが 玉裳の裾に 潮満つらむかも
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雑歌(叙景歌)
現代語訳
ああ、阿見の浦で舟に乗っているのであろう乙女たちの、美しい裳の裾に、潮が満ちてきているのだろうか。
シチュエーション
阿見の浦で舟に乗る乙女たちの姿を想像し、その裳の裾に潮が満ちていく情景を詠んだ歌。『玉裳』は美しい裳を指し、乙女たちの優雅さを象徴する語。直接の描写ではなく、遠くから想像する形で詠まれており、万葉集らしい叙景と叙情が融合した作品となっている。
原文
鳴呼見乃浦尓 船乗為良武 嬬等之 珠裳乃須十二 四寳三都良武香
柿本人麻呂ゆかりの地
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